音楽会の歴史!
150周年記念音楽会ももうすぐです。
この機会に音楽会の歴史を辿ってみようと、過去の資料を探してみました!
少々長くなりますがおつきあいください。
音楽会がいつから行われていたのか正確な記録は見つけられませんでしたが、西小に
現存する最古のプログラムは昭和25年のものでした。西暦で1950年。今から72年前
です。こんなプログラムでした(ちょっと見づらくてすみません)。
まず目をひくのは、1曲ごとに調と拍子が明示してあることです。
3月に行われていることからみても、この音楽会が単なる発表会ではなく、授業であり試験
でもあったのだろうなと想像できます。外部から招いたであろう先生の講評が残っていまし
たが、なかなかに厳しいことが書いてあります。
(余談ですが、その偉い先生の進言のせいで翌年のプログラムからはなんとbpmまで書かれて
います。指揮をする先生には結構なプレッシャーですね。)
また、プログラムにはクラスの発表に混じって「独奏」や「独唱」という文字が見えます。
曲の難易度的にはそれほど高いものはなさそうですが、当時ピアノやヴァイオリンを習って
いる子どもは多くはなかったでしょうから、発表の場をつくっていたのでしょうか。
「独唱」に選ばれるのはたぶん、リレーの選手に選ばれるのと同義なのかな、という感じが
します。(ただ、いずれも数年後にはプログラムから消えています。)
そんなソロも交えつつ、学年×6クラス分の発表は32番まであり、さぞかし長い音楽会か
と思いきや、午前中に全部終わっているというかなり慌ただしいスケジュール。
時間の記録が細かく残っているのですが、1曲の演奏時間は長くて3分。低学年だと1分
なんて曲もちらほらあり、トータルで演奏と交替にかける時間がほぼ一緒です。
演奏をじっくり聴くという感じではなさそうで、その点は今のかたちの方がいいですね。
ということで今度の音楽会、みなさん楽しみましょう!