校章と校歌
■辰野西小学校 校章
校章が決定したのは昭和34年11月であり,12月には徽章およびバッジもできあがった。図案は一般応募のかたちをとり,児童,保護者,全職員等に呼びかけて応募し,その中から何点かを精選しそれを委員が総合作成したものである。つまり学区全員の知恵を絞りできあがったのである。「職員会議事録」および昭和34年度「学校日誌」によると,次のような話し合いがされている。 ・昭和34年8月9日,帽章の件について(半の剛は男女二型,三千円。図案は募集する)。 ・9月2日,校章作成要項について(大きさは研究しておいて,29日に決定する。図案の意味内容を付ける)。 ・9月28日,明日係で作成し妙後日朝全員で決めたいとの係提案があったが,結局休み明けの職員会で全員による話し合いをして決定するのがよいと校長が話し,係も了承。 ・10月14日,帽章について検討する。 ・鳩が入ったのは何故か→最後に残ったものの中に鳩があったからである。 ・鳩の翼は何を意味するか→児童の飛び立つ希望である。 ・“西”が入っていないが何故か→永久性を考えて入れなかった。 …中略 ・11月4日,校章図案二つを選定し,その中より本日決定。 昭和34年度「職員会誌」によると,12月9日「徽章ができ上がった。二,三日中にできてくる。しかし,殊更にお祝いをしない。」また,同年の「学校日誌」によると,12月14日「本日徽章及びバッジができてくる。一応みんなに見ていただき新年度より扱う。」更に「職員会誌」に「12月23日,校章男子25円,バッジ23円。大変よい校章ができた。」とある。 校章の“辰”という字と周囲の円“の”という字は辰野町の町章であり,中の“鳩”は小学校の“小”をかたどったものである。鳩は平和のシンボルであり,辰野西小学校の児童たちがいつも明るく平和を願いながら希望にもえて元気に勉強してほしいとの祈りがこめられている。 辰野西小学校沿革史(平成元年刊行) |
■辰野西小学校 校歌